フィールドプロパティ
ミニアプリに作成したデータポケットで取得する個々の入力を「フィールド」と呼んでおり、フィールドデータのまとまりを「レコード」といいます。
データポケットでのフィールドの動作を定義する情報を「プロパティ」といい、Platio Studioのデータポケット画面で設定します。フィールドのプロパティアイコンをクリックすると、プロパティが表示されます。
基本プロパティが表示されます。右下の「高度なプロパティを表示」をクリックすると、高度なプロパティが表示されます。
高度なプロパティを設定すると、次にプロパティを表示した時に高度なプロパティが表示された状態になります。
フィールドの初期値
フィールドの初期値は、初期値プロパティを持つフィールドと計算系フィールドで設定できます。
初期値プロパティの有無については、各フィールドガイドを参照してください。
初期値プロパティの設定については、「共通プロパティ(基本・高度なプロパティ)」を参照してください。
初期値のPlatio式
初期値プロパティの「式」と計算系フィールドの値プロパティでPlatio式を記述できます。
Platio式ついては、ガイドの「Platio式」を参照してください。
※初期値プロパティの「式」は、ご契約がPremium/Enterpriseプランの場合にご利用いただけます。
初期値プロパティの「式」で自動設定された初期値は、Platioアプリで編集可能です。式に記述された別のフィールドの値が変更されると、初期値は再設定されます。再設定される場合、編集した値は置き換えられます。
計算系フィールドの値プロパティで自動設定された初期値は、編集できません。
特殊な値
初期値プロパティの「式」と計算系フィールドの値プロパティでPlatio式を記述する場合、現在の情報を設定する特殊な値があります。
"now" |
現在の日時・日付・時間 ・使用できるフィールド 日時フィールド、日付フィールド、時間フィールド、日時計算フィールド、日付計算フィールド、時間計算フィールド |
"_self" |
現在ログインしているユーザー ・使用できるフィールド ユーザーフィールド、複数ユーザーフィールド、プッシュ通知フィールド、メール送信(ユーザー)フィールド |
"current" |
現在の位置 ・使用できるフィールド 地図フィールド、位置計算フィールド |
現在の情報を設定するPlatio式の例
スイッチフィールド(フィールドIDがcabc1234)がオンになった現在の日時を設定したい場合、日時計算フィールドの式として下記を記述します。これは、日時フィールドの初期値を式にして記述した場合も同様に現在の日時が設定されます。
※undefinedは未指定になります。
cabc1234 /* スイッチ */ ? "now" : undefined
同様にスイッチがオンになった現在のユーザーを設定したい場合、下記を記述します。
cabc1234 /* スイッチ */ ? "_self" : undefined
現在の位置を設定したい場合、下記を記述します。
cabc1234 /* スイッチ */ ? "current" : undefined
注意
特殊な値は、現在の値を設定するための文字列です。
Platio式で演算子を使う場合の左辺または右辺に記述することはできません。
利用できない例:
ユーザーフィールドの値が現在ログインしているユーザーかどうかの判定。
cabc1234 /* ユーザー */ == "_self"
※このような場合、下記のように現在のユーザーを別のユーザーフィールドに値を設定して判定します。
cabc1234 /* ユーザー */ == cxyz5678 /* 現在のユーザー */