概要
他のデータポケットのレコードを選択します。
※利用イメージは、機能ガイドの「レコード選択」フィールドを参照してください。
基本情報
カテゴリー | レコード選択 |
アプリ
初期画面
選択リスト画面
Platioアプリまたはデータビューアーで、レコード選択フィールドで表示される一覧はUnicodeのコードポイント順で昇順ソートされます。
ソート順については、高度なプロパティの「ソートするフィールド」を参照してください。
大まかな文字種の順は以下になります。
数字
英大文字
英小文字
ひらがな
カタカナ
漢字
漢字やひらがなが混在する氏名のようなテキストもコードポイント順にソートされるため、リストを並び替えるには不便になることがありますが、その場合、ソート対象のフィールドを連結したテキスト(例:社員番号_氏名)を作成するなどにて並び替えしやすい構成にすることはできます。
また、絞り込みプロパティで条件を指定して多数の中から選択しやすくすることもできます。
表示画面
Platio Studio
フィールドの追加
レコード選択フィールドを追加すると、フィールドの追加画面が表示されます。ここで、どのデータポケットからフィールドを選択するかを設定します。
追加できるフィールドは以下です。(追加画面に表示されるフィールド)
- テキスト
- 電話番号
- メールアドレス
- URL
- 数値
- テキスト選択
- 数値選択
- ユーザー
- バーコード
- QRコード
- テキスト生成
- 数値計算
- 集計
- 最新テキスト
- ID生成
※日時・日付・時間フィールドは選択元にできません。レコード選択で日時・日付・時間を参照したい場合の代替手段として、選択元データポケットでテキスト生成フィールドを追加してテキスト変換し、レコード選択の選択元にテキスト変換したテキスト生成フィールドを選択する方法があります。
基本プロパティ
共通のプロパティは「共通プロパティ」を参照してください。
フィールド固定のプロパティ
ありません。
高度なプロパティ
共通のプロパティは「共通プロパティ」を参照してください。
フィールド固有のプロパティ
初期値
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アプリの入力シーンを表示したときに初期値が入力されているようにする場合に、初期値を設定します。 ※これ以外の項目は「高度なプロパティ」の「初期値」を参照してください。 簡単レコード検索:選択元データポケットとフィールド同士を検索条件にして一致した値を初期値に設定します。 後述のレコード検索で次の記述と同等の指定がフィールドの選択で可能です。 ※例中のcabc1234はフィールドIDです。 報告者=${ cabc1234 /* ユーザー */ } 指定したときは以下が表示されます。
レコード検索:指定した検索条件に一致した値を初期値に設定します。指定したときは以下が表示されます。
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バーコードを読み取る
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データポケットの入力・編集シーンで、バーコードを読み取ることができるようにするかどうか指定します。 ※利用イメージは「レコード選択フィールドのリーダーで読み取ってマスターデータからデータを選択」を参照してください。 オンにすると、Platioアプリのフィールドにバーコードリーダーのアイコンが表示されて、タップするとリーダーが起動されます。 オン:読み取る オフ:読み取りしない(初期値) オンにしたときは以下が表示されます。
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ソートするフィールド
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アプリでレコードを選択するときに、レコードがどの順番で表示されるのかを指定します。 選択元データポケットのフィールドを指定します。アプリでレコードを選択するときには、ここで指定したフィールドの値の昇順でレコードが表示されます。 ※本プロパティを指定しない場合には、レコードの選択対象のフィールドの値の昇順でレコードが表示されます。 ただし、本プロパティで指定されたフィールド、もしくはレコードの選択対象のフィールドで「ソート可能」プロパティがオフの場合には、レコードの更新日時の降順で表示されます。 |
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選択時に全ての検索可能フィールドを検索する
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データポケットの入力・編集シーンで、対象のレコードを選択する画面下部の検索時に、データポケットの全ての検索可能フィールドを検索するかどうか指定します。 ※オンにして検索する場合、レコード件数が多いとサーバー負荷が高くなることがあります。 オン:検索する オフ:検索しない(初期値) |
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絞り込み |
データポケットの入力・編集シーンで、選択元のフィールドの値を絞り込みして表示する方法を選択します。 親フィールド:同じデータポケット内のテキスト選択フィールドまたはレコード選択フィールドを使って、選択された値によって絞り込み表示します。詳しくは後述の「親フィールド」を参照してください。 レコード検索:検索条件に合致するレコードを絞り込み表示します。 「レコード検索」を指定したときは以下が表示されます。
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プロパティ例:バーコードを読み取る
オンの場合
【入力画面】
アイコンをタップするとバーコードリーダーが起動されます。
親フィールド
テキスト選択フィールドまたはレコード選択フィールドを使って、選択された値によって選択するリストを絞り込むことができます。
例えば、大項目Aに小項目A1,A2、大項目Bに小項目B1,B2のように入れ子関係のあるリストがあります。
例:
親リスト
親A
親B
親C
入れ子リスト
親A | 子A1
親A | 子A2
親B | 子B1
親B | 子B2
親C | 子C1
親C | 子C2
Platioアプリで操作するとき、登録用データポケットで先に親フィールドで値を選択し、次に子フィールドでは親フィールドで選択した値によって絞り込まれたリストから値を選択して登録します。
※親フィールドを選択しない場合、子フィールドの選択リストの項目は表示されません。
①親フィールド(テキスト選択)で値を選択
②子フィールド(レコード選択)を表示して、親フィールドの値で絞り込まれたリストから値を選択
③値を選択したレコードを作成
例のようなデータポケットを作成するには、Platio Studioで、2つのデータポケットを作成します。1つは入れ子リストのように親、子それぞれの情報をもつデータポケット(参照先)、もう1つは参照先と比較する親のテキスト選択フィールドと子を選択するレコード選択フィールドをもつデータポケット(登録用)です。
Platioアプリでは、登録用のデータポケットで、テキスト選択リストで大項目A(親)を選択すると、レコード選択リストに親リストAに関連付けたA1,A2のみを表示することができます。
※親リストにできるのは「テキスト選択」フィールドのみです。
例えば、参照先のデータポケットに親のテキストフィールド、子のテキストフィールドを作成して、データビューアーまたはPlatioアプリでそれぞれに値を設定します。
例:
親テキストフィールド 子テキストフィールド
親A 子A1
親A 子A2
親B 子B1
親B 子B2
親C 子C1
親C 子C2
次に、登録用のデータポケットに、参照先と比較する親のテキスト選択フィールドを作成します。
【テキスト選択フィールドの値】
入れ子にする値を選択できるレコード選択フィールドを追加し、参照先データポケットの子のフィールドを選択します。
【レコード選択フィールドの追加】
作成したレコード選択フィールドの高度なプロパティは、「親フィールド」で「フィールド」を選択します。
選択すると表示された「フィールド」では、同じデータポケットで親フィールドとして作成したテキスト選択フィールドを指定します。比較フィールドでは、レコード選択の参照先データポケットの候補フィールドが表示されます。ここで比較する親フィールドを指定します。
【レコード選択フィールドの高度なプロパティ】
以上で設定が完了します。