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プロファイル
ミニアプリの中で、ユーザーがどのデータポケットを利用するか制限したいことがあります。プロファイルは、ユーザーが利用するデータポケットをまとめて設定する権限管理のしくみです。
プロファイルを使うと、例えば、ユーザーAにはデータポケット1とデータポケット2、ユーザーBにはデータポケット1とデータポケット3を利用させるように、Platioアプリとデータビューアーで表示されるデータポケットを制御できます。
利用するデータポケットをプロファイルに定義し、ユーザーにプロファイルを設定することで実現できます。
プロファイルの機能は次のとおりです。
- アクセスできるデータポケットを選択して設定できます
- データビューアーの使用を制御できます
プロファイルの画面では下図のように表示され、それぞれ設定します。プロファイルを管理する画面についてはPlatio Studioガイドの「プロファイル」を参照してください。
デフォルトのプロファイル
ミニアプリには、初期設定でプロファイル「デフォルト」が存在します。「デフォルト」には全てのデータポケットが設定されており、編集・削除することはできません。
また、ミニアプリでユーザーを作成すると、ユーザーのプロファイルに「デフォルト」が設定されて全てのデータポケットを利用できる状態になります。
プロファイルを利用する
プロファイルを利用する手順は、次のとおりです。
1. ミニアプリの管理メニュー「プロファイル」から、プロファイル画面でプロファイルを作成する
2.ミニアプリの管理メニュー「ユーザー」から、ユーザー画面でユーザーにプロファイルを設定する
Plaitoアプリとデータビューアーでの表示
ここでは、テンプレート「テレワーク申請」を例にして、Platioアプリとデータビューアーでの表示を確認します。
データポケット一覧
ミニアプリには、主データポケット「テレワーク申請」、副データポケット「テレワーク申請(確認用)」、主データポケット「社員リスト」の3つのデータポケットがあります。
プロファイル
「デフォルト」に全てのデータポケット、「社員」に主データポケット1つが設定されています。
ユーザー
ユーザー user1にプロファイル「社員」、ユーザー user2にプロファイル「デフォルト」が設定されています。
Platioアプリ
user1でログインした場合
プロファイル「社員」に設定されたデータポケット1つのみ表示されます。
user2でログインした場合
「デフォルト」に設定された全てのデータポケットが表示されます。
データビューアー
データビューアーでは、以下のように表示されます。
- 主データポケットのみが表示されます(レコードリストは1つのため)
- ログインしているユーザーに管理者権限が付与されている場合は、プロファイルに関係なく、全てのデータポケットが表示されます。ユーザーに管理者権限が付与されていない場合は、プロファイルで設定されたデータポケットが表示されます。
- データポケットのレコード選択フィールドで別のデータポケットのフィールドを選択している場合、プロファイルに関係なく、選択元データポケットが表示されます。プロファイルに設定されていない選択元データポケットのレコードは参照のみです。
user1でログインした場合
「社員リスト」のフィールドをデータポケット「テレワーク申請」でレコード選択フィールドを使って選択しているため、プロファイルにデータポケット「社員リスト」は定義されていない場合でもデータポケットは表示されます。また、主データポケットのみ表示されます。
user2でログインした場合
主データポケットのみ表示されます。
データビューアーの使用を許可する
プロファイルを作成する時、初期設定でデータビューアーの使用を許可する設定になります。
「データビューアーの使用を許可」をオフにした場合、そのプロファイルを設定したユーザーでデータビューアーへログインしようと「ログイン」をクリックすると、エラーメッセージが表示されます。