目次
埋め込みデータポケット(子レコード)
Platioでは、あるデータポケットのレコードを親レコード、別のデータポケットのレコードを子レコードとして操作することができます。
※1ミニアプリあたりデータポケット数の上限は30個で、主/副/埋め込みデータポケットそれぞれが1個と数えられます。
子レコードとは
子レコードとは、1つの親レコードに子として別のレコード情報を複数持つことができる仕組みです。
例えば、AED機器を管理して点検結果を記録して保存するような場合、機器ごとに点検結果を関連づけて記録を管理したいことがあります。この場合、AED機器リストと点検結果リストを別々のレコードで管理した上で、機器リストを親レコード、点検結果を機器の子レコードと関連づけることにより操作しやすくします。
親レコード・子レコードのデータポケット
Platioでは、親と子となるレコード情報をそれぞれ別の主データポケットで管理します。
親レコードから子レコードを操作するために、子レコードの主データポケットと同じフィールドの構造を持ち、Platioアプリ上での別の見せ方を設定できる「埋め込みデータポケット」を作成します。「埋め込みデータポケット」は、親レコードを管理するデータポケットに「子レコード」フィールドを追加すると自動的に作成されます。
Platioアプリの操作では、親レコードを管理するデータポケットで「子レコード」フィールドをタップすると、埋め込みデータポケットが開いて子レコードを操作できます。
Platioアプリで親レコード、子レコードを閲覧する実際の画面は以下のようになります。
Platioで親子関係を作成する手順
親レコード、子レコードそれぞれのデータポケットは、主データポケットで作成します。
親レコードのデータポケットを「A」、子レコードのデータポケットを「B」として、親子の関係をつけるには以下の手順になります。
①データポケットAに、レコードの参照元となるフィールドAを決めます。
②データポケットBに、「レコード選択」フィールドを追加して①のフィールドAを選択します。
※ここまでは、通常のレコード選択の操作と同じです。
③データポケットAに、「子レコード」フィールドを追加して②の「レコード選択」フィールドを選択
します。
※ここで、親子関係を成立させます。
④子レコードとなるデータポケットB(子データポケット)から埋め込みデータポケットB´が自動作成されます。
⑤埋め込みデータポケットB´のシーンを編集します。
※埋め込みデータポケットは、親のデータポケットAからのみ開くことができます。
次から、この手順を図を示しながら説明します。
「子レコード」フィールドの追加
親レコードに「子レコード」フィールドを追加する前に、親レコードを識別するフィールドを子レコードに「レコード選択」フィールドとして追加します。
ここから例を示して説明します。
親レコードのデータポケット、子レコードのデータポケットを作成します。
①親レコードのデータポケットで、レコードの参照元となるフィールドを決めます。
②子レコードのデータポケットを開きます。フィールドの追加で、「レコード選択」フィールドを選択します。
「フィールドの追加」画面で、自動的に指定可能なフィールドが表示されるので、参照元にするフィールドを選択して追加します。
「レコード選択」フィールドが追加されます。
フィールド名は自動生成されているので必要に応じて編集して、データポケットを保存します。
③次に、親レコードのデータポケットを開きます。フィールドの追加で、「子レコード」フィールドを選択します。
「フィールドの追加」画面で、自動的に指定可能なフィールドが表示されるので、参照元にした「レコード選択」フィールドを選択して、次に埋め込みデータポケットのタイプを選択して追加します。
「子レコード」フィールドが追加されました。
フィールド名は自動生成されているので必要に応じて編集して、データポケットを保存します。
④データポケット一覧を表示すると、埋め込みデータポケットが自動作成されています。
⑤埋め込みデータポケットをクリックしてデータポケット編集画面を開き、シーンなどを編集します。
編集して保存した後、ミニアプリを配布します。