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ASTERIA WarpのPlatioコンポーネントを使ってデータ連携する
Platioサーバーに収集したレコードを、Platioコンポーネントを使ってASTERIA Warpに一括で取得し、ASTERIA Warpの機能を利用して様々な形式にデータを変換したり別のシステムやサービスと連携したりすることができます。また、ASTERIA Warpで加工したレコードをPlatioコンポーネントで一括でPlatioサーバーへ作成・更新することもできます。
また、ASTERIA Warp 2312からはPlatioのユーザーを管理するためのコンポーネントが追加され、社内の基幹システムなどで管理されている社員マスター等とPlatioのユーザーを連携し、一元管理ができます。
※上記のユーザー管理を行うPlatio管理APIは、Platio Enterpriseプランのみでご利用いただけます。
Platioコンポーネントの種類
ASTERIA Warpでは、以下のPlatioコンポーネントが提供されています。
- PlatioGet - Platioからのレコードの取得
- PlatioPut - Platioへのレコードの作成・更新
- PlatioDelete - Platioレコードの削除
- PlatioNotification - Platioのユーザーへのプッシュ通知
加えて、ASTERIA Warp 2312以降は、以下のPlatioユーザー管理用コンポーネントが提供されています。
- PlatioCreateUser - Platioユーザーを作成
- PlatioUpdateUser - Platioユーザーを更新
- PlatioDeleteUser - Platioユーザーを削除
- PlatioSearchUser - Platioユーザーを検索
Platioコネクション
PlatioコンポーネントでのPlatioサーバーへの接続には、コネクション情報を登録します。
Platioコネクションに設定する情報は以下のとおりです。
- アプリケーションベースURL
- トークンID
- 秘密トークン
アプリケーションベースURLは、Platio Studioまたはデータビューアーの開発者情報で参照できます。トークンIDと秘密トークンは、ミニアプリのユーザーにひも付けられており、利用したいユーザーでデータビューアーにログインして開発者情報から生成したトークンを参照します。
トークンIDと秘密トークンの情報が削除等で不明になった場合は、再度生成することが可能です。新しく生成すると、古いトークンIDと秘密トークンは無効になりますのでご注意ください(複数箇所に分けてトークンを使用していた場合等)。
データ連携の事前準備
ここではフローデザイナーからPlatioコネクションを作成する手順を説明します。
Platio
Platio Studioで連携するミニアプリのユーザー画面を表示します。
共通ユーザー機能が有効な場合も、ミニアプリのユーザー画面で設定します。下図は、共通ユーザーを有効にした場合のミニアプリでのユーザー画面です。
ユーザーの「レコードや添付ファイルへのAPIでのアクセスを許可」をオンにして保存します。
Platioユーザー管理用コンポーネントを使用する場合は、上記に加えて「APIでのユーザーの管理を許可」もオンにしてください。
※「APIでのユーザーの管理を許可」は、Platio Enterpriseプランのみでご利用いただけます。
データビューアーへ上記のユーザーでログインします。
右上のメニューから「開発者」をクリックします。
アプリケーションベースURLが確認できます。コピーアイコンをクリックしてコピーができます。
初回はトークンIDが生成されていません。生成アイコンをクリックします。
APIトークン画面が表示されます。トークンIDと秘密トークンを確認できます。コピーアイコンをクリックしてコピーができます。
ASTERIA Warp
フローデザイナーで「コネクションの作成」をクリックします。接続種別で「Platio」を選択します。
プロパティの「アプリケーションベースURL」「トークンID」「秘密トークン」へPlatioのデータビューアーからコピーした情報を設定します。
保存して「接続テスト」をクリックします。
下図のように「200 OK」と表示されたら接続テストの結果は正常です。
これ以降、Platioコネクションを使ってPlatioとデータ連携を行うフローを作成します。