目次
- ケース1:個々の限定Studioユーザーにアクセス権を設定
- ケース2:限定Studioユーザーでミニアプリを作成した時のアクセス権の設定
- ケース3:グループにアクセス権を設定
- ケース4:グループの限定Studioユーザーでミニアプリを作成した時のアクセス権の設定
- ケース5:グループにデフォルトのアクセス権を設定
Studioユーザーの種類ごとにミニアプリへのアクセス権を設定することができます。アクセス権については、機能ガイド「Studioユーザー権限管理」を参照してください。
ここでは、例を示しながらミニアプリでアクセス権を設定する手順を説明します。
※ケース1からケース5の流れで順番に追加している限定Studioユーザー、各種設定があります。ケース1から順に読むと流れを理解できます。
ケース1:個々の限定Studioユーザーにアクセス権を設定
管理者StudioユーザーSが作成したミニアプリ「オフィス備品管理」があるとします。限定StudioユーザーAは、このミニアプリのメンテナンスを担当し、ミニアプリの編集や設定を行います。また、限定StudioユーザーXは、このミニアプリの運用を担当し、ユーザーの管理などを行います。
ミニアプリ「オフィス備品管理」
作成者:管理者StudioユーザーS
このような場合には、以下のようにアクセス権を設定します。
編集・設定:限定StudioユーザーA
運用:限定StudioユーザーX
このように設定する手順を以下で説明します。
管理者StudioユーザーSの手順
Platio Studioにログインし、「Studioユーザーの管理」をクリックします。
Studioユーザーの管理画面の種類で「限定」を選択し、限定StudioユーザーA、Xを作成します。
ここでは、権限とグループは設定しません。
アクセス権を管理するミニアプリ「オフィス備品管理」をクリックします。
ミニアプリの編集画面で右メニューの「アクセス権」をクリックします。
ミニアプリのアクセス権画面で「限定Studioユーザー」をクリックします。設定がない場合は表示が閉じているため、▼をクリックして展開します。
「+Studioユーザーを選択」をクリックし、表示された限定StudioユーザーAを選択します。同様に、限定StudioユーザーXを選択します。
※
限定StudioユーザーA、Xにアクセス権を設定して「保存」をクリックします。
限定StudioユーザーAの手順
Platio Studioにログインします。アクセス権が設定されたミニアプリ「オフィス備品管理」が表示されます。
※限定StudioユーザーAは権限「ミニアプリを作成する」を持っていないため、メニュー「ミニアプリを作成」は表示されません。
ミニアプリの編集画面を表示すると、アクセス権「編集・設定」で操作可能なメニューのみが表示されます。
限定StudioユーザーXの手順
Platio Studioにログインします。アクセス権が設定されたミニアプリ「オフィス備品管理」が表示されます。
※限定StudioユーザーXも権限「ミニアプリを作成する」を持っていないため、メニュー「ミニアプリを作成」は表示されません。
ミニアプリの編集画面を表示すると、アクセス権「運用」で操作可能なメニューのみが表示されます。
ケース2:限定Studioユーザーでミニアプリを作成した時のアクセス権の設定
限定StudioユーザーAに権限「ミニアプリを作成する」を設定し、ミニアプリ「工場改善レポート」を作成するとします。また、限定StudioユーザーXは、このミニアプリの運用を担当し、ユーザーの管理などを行います。
ミニアプリ「工場改善レポート」
作成者:限定StudioユーザーA
このような場合には、以下のようにアクセス権を設定します。
運用:限定StudioユーザーX
このように設定する手順を以下で説明します。
管理者StudioユーザーSの手順
Studioユーザーの管理画面で、限定StudioユーザーAをクリックし、表示された編集画面で「ミニアプリを作成する」をオンにして保存します。
※Studioユーザーの管理画面は、ホーム画面のメニューから表示できます。前項を参照してください。
限定StudioユーザーAの手順
Platio Studioにログインします。ホーム画面で「ミニアプリを作成」が表示されます。
ミニアプリ「工場改善レポート」を作成します。右メニューは全て表示されます。
右メニュー「アクセス権」をクリックして、アクセス権画面を表示します。
アクセス権画面では、自分自身に全てのアクセス権が設定されています。限定StudioユーザーXにアクセス権「運用」を設定して保存します。
※管理者・一般は全てのアクセス権を持ち、変更することはできません。
限定StudioユーザーXの手順
Platio Studioにログインすると、アクセスできるミニアプリが表示されます。
※限定StudioユーザーXは権限「ミニアプリを作成する」を持っていないため、メニュー「ミニアプリを作成」は表示されません。
限定StudioユーザーAが作成したミニアプリ「工場改善レポート」をクリックして、ミニアプリの編集画面を表示します。アクセス権「運用」で操作可能なメニューのみが表示されます。
ケース3:グループにアクセス権を設定
管理者StudioユーザーSが作成したミニアプリ「業務日報」で、限定StudioユーザーA、B、Cがメンテナンスを担当し、ミニアプリの編集・設定を行います。また、限定StudioユーザーXが、このミニアプリの運用を担当し、ユーザーの管理などを行います。
ミニアプリ「業務日報」
作成者:管理者StudioユーザーS
このような場合には、以下のようにアクセス権を設定します。
編集・設定:グループ「製造部門」(限定StudioユーザーA、B、C)
運用:限定StudioユーザーX
ここで、管理者StudioユーザーSがミニアプリにアクセス権を設定するとき、限定StudioユーザーA、B、Cを個々に設定すると手間がかかるため、複数の限定Studioユーザーがグループに所属し、グループにアクセス権を設定します。
このように設定する手順を以下で説明します。
管理者StudioユーザーSの操作
Platio Studioにログインし、「Studioユーザーグループの管理」をクリックします。
Studioユーザーグループの管理画面で「追加」をクリックします。
グループの名前「製造部門」を入力して保存します。
※ここでは権限、デフォルトのアクセス権は設定しません。
ホーム画面に戻り、メニュー「Studioユーザーの管理」をクリックします。
Studioユーザーの管理画面で、限定StudioユーザーA、B、Cを作成し、グループを設定します。
所属したグループはStudioユーザーリストで確認できます。
ミニアプリ「業務日報」を作成し、アクセス権画面を表示します。
ミニアプリのアクセス権画面で「Studioユーザーグループ」を展開して表示し、「+Studioユーザーグループを選択」をクリックしてグループ「製造部門」を選択します。
「限定Studioユーザー」を展開して表示し、限定StudioユーザーXを選択します。
グループ「製造部門」と限定ユーザーXにアクセス権を設定して保存します。
Studioユーザーグループ「製造部門」の操作
グループ「製造部門」に所属した限定StudioユーザーAがPlatio Studioにログインすると、ミニアプリ「業務日報」でアクセス権「編集・設定」で操作可能なメニューが表示されます。同じグループの限定StudioユーザーB、Cも同様の画面になります。
ケース4:グループの限定Studioユーザーでミニアプリを作成した時のアクセス権の設定
ケース3でグループに所属した限定StudioユーザーA、B、Cが、新しくミニアプリを作成して管理できるようにするとします。その場合、個々の限定Studioユーザーに設定すると手間がかかるため、グループを使って権限「ミニアプリを作成する」を設定します。
グループ「製造部門」に所属した限定StudioユーザーBがミニアプリ「工場4S活動チェックリスト」を作成するとします。グループ「製造部門」は、このミニアプリのメンテナンスを担当し、ミニアプリの編集や設定を行います。また、限定StudioユーザーXは、このミニアプリの運用を担当し、ユーザーの管理などを行います。
ミニアプリ「工場4S活動チェックリスト」
作成者:限定StudioユーザーB(グループ「製造部門」)
このような場合には、以下のようにアクセス権を設定します。
編集・設定:グループ「製造部門」(限定StudioユーザーA、C)
運用:限定StudioユーザーX
このように設定する手順を以下で説明します。
管理者StudioユーザーSの手順
Studioユーザーグループの管理画面で、前項で作成したグループを編集します。
グループリストで「製造部門」の編集アイコンをクリックします。
「ミニアプリを作成する」をオンにして保存します。
限定StudioユーザーBの手順
グループ「製造部門」に所属している限定StudioユーザーBでPlatio Studioにログインします。ホーム画面でメニュー「ミニアプリを作成」が表示されます。
ミニアプリ「工場4S活動チェックリスト」を作成します。
ミニアプリの右メニュー「アクセス権」をクリックして、アクセス権画面を表示します。
「限定Studioユーザー」の自分自身に全てのアクセス権が設定されています。限定StudioユーザーXを追加してアクセス権「運用」を設定します。
「Studioユーザーグループ」で自分が所属しているグループ「製造部門」を追加して、アクセス権「編集・設定」を設定します。グループ「製造部門」に所属した限定StudioユーザーA、Cがここで設定されたアクセス権を持ちます。
※管理者・一般は全てのアクセス権を持ち、変更することはできません。
ケース5:グループにデフォルトのアクセス権を設定
ケース4のように、グループに所属した限定StudioユーザーBが作成したミニアプリで、所属するグループにアクセス権を設定する場合、新しくミニアプリを作成するごとに設定する操作が必要になりますが、グループの「アクセス権のデフォルト」を使うと、ミニアプリ作成時にグループに対してデフォルトのアクセス権が設定されるようになります。
ケース4で権限「ミニアプリを作成する」が設定されたグループ「製造部門」に所属した限定StudioユーザーCが、ミニアプリ「プロジェクト作業進捗管理」を作成するとします。グループにデフォルトのアクセス権「編集・設定」を設定して、グループに所属した限定StudioユーザーA、Bが自動でミニアプリのデフォルトのアクセス権を持つようにします。また、限定StudioユーザーXは、このミニアプリの運用を担当し、ユーザーの管理などを行います。
ミニアプリ「プロジェクト作業進捗管理」
作成者:管理者StudioユーザーC(グループ「製造部門」)
このような場合には、以下のようにアクセス権を設定します。
編集・設定:グループ「製造部者」(限定StudioユーザーA、B)
運用:限定StudioユーザーX
このように設定する手順を以下で説明します。
管理者StudioユーザーSの手順
管理者StudioユーザーSは、Studioユーザーグループの管理画面で前項のグループを編集します。デフォルトで設定したいアクセス権「編集・設定」をオンにします。
限定StudioユーザーCの手順
グループ「製造部門」に所属している限定StudioユーザーCでPlatio Studioにログインして、ミニアプリ「プロジェクト作業進捗管理」を作成します。
ミニアプリの右メニュー「アクセス権」をクリックして、アクセス権画面を表示します。
限定Studioユーザーで、自分自身に全てのアクセス権が設定されています。限定StudioユーザーXを追加してアクセス権「運用」を設定します。
Studioユーザーグループでは、グループ「製造部門」が自動で追加され、デフォルト設定したアクセス権「編集・設定」が設定された状態になっています。
※管理者・一般は全てのアクセス権を持ち、変更することはできません。