目次
※MCPサーバー機能は初期設定では無効になっています。
※本機能は、Basicプラン以上でご利用いただけます(Liteプランではご利用いただけません)。各プランの標準機能のため、追加料金はかかりません。詳しくは、料金プランをご覧ください。
MCPサーバー機能とは
MCP(Model Context Protocol)とは、生成AIツールと外部のデータやシステムを、安全かつ直接つなぐための共通の仕組みです。
PlatioのMCPサーバー機能を使うと、ClaudeやChatGPTなどのMCPに対応した生成AIツール(以下、AIツール)に普段の言葉で話しかけるだけで、ミニアプリに蓄積したレコードを取り出して集計・分析したり、レコードを登録・更新したりできます。専門的な知識がなくても、AIツールとのチャットだけで現場データを活用できます。
さらに、AIツールと連携している社内の他システムのデータや、公開されているオープンデータと現場データを組み合わせて分析するなど、現場データをPlatioの外でも幅広く活かせるようになります。
※MCPサーバー機能は、AIツールとPlatioをつなぐ接続機能です。Platioに搭載されたAI機能ではないため、AIクレジットは消費しません。
活用イメージ
【Platio → AIツール(データの取得)】
点検報告ミニアプリから、異常値の報告だけを抜き出してレポートにまとめる。
【AIツール → Platio(データの登録・更新)】
AIツール上で点検結果の一覧を確認し、「上長チェック完了にして」と指示すると、点検結果ミニアプリの上長チェック欄がまとめてオンで登録される。
【AIツールの機能と組み合わせる】
AIツールのスケジュール機能を使って、現場データを週に1回まとめて、チャットツールに報告する。
利用までの流れ
MCPサーバー機能を利用するには、管理側(Studioユーザー)と、AIツールを利用するユーザー本人の両方の設定手順が必要です。接続後、AIツールはログインしたユーザー本人として動作します。AIツールから参照・変更できるデータの範囲は、そのユーザーの権限と同じです。
| 手順 | やること | 担当 |
|---|---|---|
| 1 | Platio StudioからミニアプリのMCP画面で「MCPを有効にする」をオンにし、AIツールに許可する操作を選んで、MCPサーバーのURLを取得する | 管理側 (Studioユーザー) |
| 2 | Platio Studioからミニアプリのユーザー画面でAIツールを利用するユーザーの「MCPでのアクセスを許可」をオンにする | 管理側 (Studioユーザー) |
| 3 | 各種AIツールの設定画面で、MCPサーバーのURLを登録する | ユーザー本人 |
| 4 | 初回のみ、データビューアーのログイン画面でミニアプリのユーザーでログインし、連携を許可する | ユーザー本人 |
| 5 | AIツールのチャットで、ミニアプリのレコードについて質問や依頼をする | ユーザー本人 |
MCPの設定
MCPの設定は、ミニアプリごとに行います。
※組織やデータポケットごとではありません。
MCPを有効にする
Platio Studioへログインし、対象のミニアプリ画面を表示して右側にある「管理」メニューの「MCP」をクリックします。
MCP画面が表示されます。
「MCPを有効にする」をオンにします。画面上部にMCPの設定項目、画面下部に呼び出し回数が表示されます。
各種項目を設定後、「保存」をクリックします。
※保存後に、ミニアプリを配布する必要はありません。
MCPの設定項目
MCP画面の各項目について説明します。
【Platio StudioのMCP画面】
MCPを有効にする
ミニアプリをMCPサーバーとして公開するかどうかを指定します。オンにすると、AIツールからミニアプリへ接続できるようになります。
AIツールに許可する操作
AIツールからミニアプリに対して行える操作を、次のいずれかから選択します。
読み取りのみ:レコードの取得(検索・集計など)のみ行うことができます。
読み書き:レコードの取得に加えて、レコードの登録・更新・削除なども行うことができます。
※AIツールにデータの参照だけを許可したい場合は、「読み取りのみ」を選択してください。「読み取りのみ」を選択すると、Platioアプリやデータビューアーからレコードを書き込めるユーザーでも、AIツール経由ではレコードの登録・更新・削除などは行うことはできません。
MCPサーバーのURL
AIツールに登録するURLです。URLはミニアプリごとに異なり、「https://mcp.plat.io/v1/(ミニアプリID)」の形式です。コピーして、AIツールの設定画面に貼り付けます。
※MCPサーバーのURLは、後述の手順「1. カスタムコネクタを追加する」で使用します。コピーしてメモ帳などに控えておくと便利です。
ユーザーの設定
AIツールからミニアプリへ接続するときは、ミニアプリのユーザーとしてログインします。AIツールを利用するユーザーには、あらかじめMCPでのアクセスを許可しておく必要があります。
※Platioアプリを使わず、AIツールからデータを利用するだけの場合も、そのミニアプリのユーザーアカウントが必要です。
ミニアプリ画面の右側にある「管理」メニューの「ユーザー」をクリックして、ユーザー画面からAIツールを利用するユーザーの編集アイコンをクリックします。
ユーザーの編集画面が表示されます。「MCPでのアクセスを許可」をオンにして、「保存」をクリックします。
※「MCPでのアクセスを許可」は、ミニアプリの「MCPを有効にする」がオフの間は設定できません。先に「MCPの設定」を行ってください。
※ユーザーについて詳しくは、Platio Studioガイド「ユーザー」を参照してください。
AIツールとの接続(Claudeの場合)
ここでは、Anthropic社が提供するAIツール「Claude」(デスクトップアプリ)を例にして、ミニアプリに接続するコネクタの作成手順を詳しく説明します。
※ChatGPTなど、MCPに対応したほかのAIツールでも利用できます。登録方法は、各AIツールのヘルプをご確認ください。
※AIツールにMCPサーバーを登録するには、AIツール側の管理者権限が必要な場合があります(法人向けプランなど)。詳しくは、AIツールの管理者にご確認ください。
※Claudeの画面や操作は、Anthropic社により変更される場合があります。最新の情報は、Claudeのヘルプセンターをご確認ください。
手順概要
-
カスタムコネクタを追加する
- MCPサーバーのURLを設定
-
データビューアーにログインする
- 「MCPでのアクセスを許可」を設定したユーザーでログイン
- 連携を許可する
1. カスタムコネクタを追加する
Claudeにログインし、「設定」画面の「コネクタ」をクリックします。
【Claudeの画面】
「カスタムコネクタを追加」をクリックします。
カスタムコネクタの追加画面が表示されます。次の項目を入力し、「続ける」をクリックします。
コネクタの名前を入力します。どのミニアプリに接続するコネクタかがわかる名前にすると便利です。(例:Platio_建設現場ヒヤリハット記録)
Platio StudioのMCP画面でコピーした「MCPサーバーのURL」を貼り付けます。
※コピー元は「MCPの設定項目」を参照してください。
※MCPサーバーのURLはミニアプリごとに異なります。複数のミニアプリを利用する場合は、ミニアプリの数だけコネクタを追加してください。
カスタムコネクタを追加画面では下記の項目を選択し、「追加」をクリックします。
認証:今すぐサインイン
OAuthクライアント:自動的に登録切り替わった画面で「連携/連携させる」をクリックします。
「コネクタの接続を完了しますか?」と表示された画面で、「接続を続行」をクリックします。
2. データビューアーにログインする
別のウィンドウが開き、データビューアーのミニアプリへのログイン画面が表示されます。
「MCPでのアクセスを許可」を設定したユーザーのユーザー名(またはメールアドレス)とパスワードを入力し、「ログイン」をクリックします。
【データビューアーのログイン画面】
※シングルサインオンを有効にしている場合は、「シングルサインオンでログインする」をクリックし、アイデンティティプロバイダー側の画面でサインインします。詳しくは「シングルサインオン(SAML認証)」を参照してください。
3. 連携を許可する
データビューアーで連携を許可する画面が表示されます。内容を確認して「許可」をクリックします。
コネクタが連携済みの状態になります。これで、Claudeからミニアプリのデータを使えるようになりました。
※ログインと連携の許可は、初回のみ必要です。
AIツールからミニアプリのデータを使う
Claudeのチャット画面で、追加したコネクタを有効にします。チャットの入力欄にあるメニューから「コネクタ」を選び、追加したコネクタをオンにします。または、コネクタの画面からチャットを開始することもできます。
チャットの入力欄に、ミニアプリで管理するレコードについての質問や依頼を入力して送信します。Claudeがミニアプリのデータポケットからレコードを取得して回答したり、指示に従ってレコードを登録・更新したりします。
※レコードの登録・更新は、MCPの設定で「読み書き」を選択している場合のみ行えます。
※データポケット名やフィールド名を具体的に伝えると、より正確に回答を得られます。
※AIの回答には誤りが含まれる場合があります。重要な判断に使う場合や、AIツールにレコードを更新させた場合は、データビューアーなどで実際のレコードを確認してください。
権限とセキュリティ
- AIツールが参照・変更できるデータは、連携時にログインしたユーザーの権限とプロファイルの範囲内に限られ、ユーザーの権限を超えることはありません。また、MCPを読み取りのみに設定している場合は、ミニアプリで書き込みできるユーザーでもAIツールからは読み取りのみとなります。
- AIツールから接続できるのは、「MCPでのアクセスを許可」をオンにしたユーザーのみです。
- AIツールに渡したデータ(レコードや画像など)は、会話履歴などとしてAIツールの中に残る場合があります。データの保持期間や、AIの学習に使われるかどうかは、お使いのAIツールとその契約プラン・設定によって異なります。ご利用のAIツールの規約・設定をご確認ください。
利用回数の上限
AIツールからPlatioのデータを取得・更新するときは、1時間ごとに利用できる回数(コール数)に上限があります。利用者が1つの質問をすると、AIツールの内部で複数回のコールが行われることがあります。
【利用回数の上限(1時間あたり・ミニアプリあたり)】
| 項目 | Basic | Premium | Enterprise |
|---|---|---|---|
| 取得回数(レコード一覧/レコード/ユーザー一覧/アプリ定義の取得) | 100回 | 1,000回 | 2,000回 |
| 更新回数(レコードの作成・更新・削除、プッシュ通知の送信) | 50回 | 500回 | 1,000回 |
| 添付ファイルのサムネイル画像取得回数 | 100回 | 500回 | 1,000回 |
【回数の数え方】
- 1回のコールで取得できるのは、一覧の場合は最大100件、画像の場合は1枚です。ただし、取得方法によっては1回のコールで1件しか取得できない場合があるため、「コール数×100件」になるとは限りません。
- 上限は時計の1時間ごとに区切られ、毎時0分にリセットされます。
- 上限はミニアプリごとです。同じミニアプリを複数のユーザーで利用する場合は、全員の合計回数となります(ユーザーごとの上限ではありません)。
- 上限に達すると、次の毎時0分になるまで、そのミニアプリへのMCPでのアクセスはエラーになります。
- MCPの利用回数は、Platio APIの利用回数とは別に数えられ、合算されません。
注意事項
- MCPで取得できる画像は、添付ファイルのサムネイル(縮小画像)です。元の画像や添付ファイルそのものは取得できません。元のファイルが必要な場合は、データビューアーやPlatio APIをご利用ください。
- MCPの設定はミニアプリ単位です。データポケットごとに設定することはできません。
- ミニアプリのMCPを無効にする場合は、MCP画面で「MCPを有効にする」をオフにします。
- Claudeのカスタムコネクタは、お使いのパソコンからではなく、Anthropic社のサーバーからPlatioへ接続します。Platioの「IPアドレス制限」を有効にしている場合は、接続できないことがあります。