目次
一覧シーンの定義済み検索条件
データポケットの各フィールドプロパティで「検索可能」をオンにすると、そのフィールドが検索対象になります。検索可能なフィールドがあるとPlatioアプリで一覧シーンに検索アイコンが表示されます。
Platioアプリで検索アイコンをタップすると、検索可能なフィールドの検索条件が表示されます。検索したいフィールドに値を入力して、下部の「検索」をタップして検索できます。複数のフィールドが検索可能な場合、各フィールドに値を入力するとAND検索になります。特定のフィールドで検索したい場合は、対象のフィールドに値を入力し、他フィールドは空で検索するようにします。
初期状態では、一覧シーンの定義済み検索条件には何も定義されていません。定義済み検索条件を設定しない場合、Platioアプリで検索アイコンをタップすると自動設定された検索条件で検索します。
初期状態（定義済み検索条件を設定しない場合）
自動設定された各種フィールドの検索条件は以下のようになっています。
※詳しくは本ガイド後述の「各種フィールドごとのパラメーター」を参照してください。
- テキスト選択フィールドは選択した選択肢、演算子「等しい」
- 数値選択フィールドは選択した選択肢、演算子「等しい」
- 数値系フィールドは数値範囲
- 日時系フィールドは日時範囲
- 日付系フィールドは日付範囲
- 時間系フィールドは時間範囲
- スイッチ系フィールドは演算子「等しい」
- ユーザー系フィールドは選択したユーザー、演算子「等しい」
- それ以外のテキスト系フィールドは入力した文字列、演算子含む
定義済み検索条件とは
一覧シーンの定義済み検索条件を設定すると、あらかじめ定義しておいた固定の検索条件がPlatioアプリで検索アイコンをタップしたときに表示され、定義を使用してすぐに検索することができます。
例えば、報告日を入力した日付フィールドが"今日"や、レコードを登録した担当ユーザーが"自分"（ログインユーザー）といった固定の条件を定義しておくと、一覧シーンでワンタップで簡単に検索できます。
※定義済み検索条件を登録すると、前述の初期の検索条件は表示されなくなります。同様にPlatioアプリで値を入力して検索したい場合は、定義済み検索条件にパラメーターを追加します。パラメーターについては本ガイド後述の「パラメーターとは」を参照してください。
定義済み検索条件を登録するには、一覧シーンの設定アイコンをクリックします。
設定画面が表示されます。定義済み検索条件で「編集」をクリックします。
定義済み検索条件を追加する
定義済み検索条件の「編集」をクリックすると、検索条件の編集画面が表示されます。
「追加」をクリックします。
下図の検索条件の追加画面で、名前と検索条件を入力します。
パラメーターを使用しない場合、「完了」をクリックします。
この検索条件をデフォルトで選択する
オン：Platioアプリでデータポケットを開いたときにデフォルトで検索結果を表示することができます。
オフ： Platioアプリでデータポケットを開いたときに検索結果を表示しません。（初期値）
検索条件が追加されます。保存するには「完了」をクリックします。
※検索条件を定義する検索式については、ガイドの「レコード検索書式」を参照してください。
パラメーターとは
パラメーターとは、フィールドにさまざまな演算子や選択肢など豊富な検索条件を定義したものです。検索したい文字列や値はPlatioアプリ側で入力して検索できます。パラメーターの検索条件は、フィールドの種類ごとに異なり、テキストを完全一致で検索したり数値を範囲を指定して検索したりことができます。
例えば、自分の報告を検索して、かつ、Platioアプリで過去一週間など日付の範囲、製造品目が「品目1」などの選択項目を指定した条件で検索できます。
定義するパラメーターの名前は英数字で指定します。例えば、報告日付を範囲で指定する検索条件をdate、製造品目をテキスト選択で指定する検索条件をitemのように定義しておき、検索条件に以下のように名前に%を付けて記述することにより、Platioアプリで検索条件を利用できます。
検索条件
報告者:_self %date %item
検索条件には、以下のような複合検索などの検索式を記述することができます。
検索条件
( %date1 OR %date2 ) 登録日:today
※Standardプランをご契約の場合、パラメーターは、１つのデータポケットあたり検索条件の中で１つ登録して使用できます。２つ以上の検索条件の中で使用するには、PremiumまたはEnterpriseのご契約が必要です。
パラメーターの追加
パラメーターを追加するには、検索条件の追加/編集画面で「追加」をクリックします。
検索パラメーターの追加画面が表示されます。各項目を入力または選択します。
①名前
パラメーターの名前を設定します。1文字以上64文字以下の英数字で設定します。
②ラベル
Platioアプリで検索するときに表示されるパラメーターのラベルを設定します。
※下のフィールドを先に選択するとラベルを決めやすいです。
③フィールド
検索可能なフィールドがリスト表示されます。対象のフィールドを設定します。
④タイプ
パラメーターの指定方法を設定します。上で選択したフィールドによって変わります。
⑤必須
検索時に必ず指定するかどうかを設定します。必ず指定させる場合はオンにします。
※選択したタイプによって演算子、選択肢やオプションが表示されます。詳しくは次の「各種フィールドごとのパラメーター」を参照してください。
各種フィールドごとのパラメーター
テキスト系フィールド
対象フィールド
テキスト、複数行テキスト、電話番号、メールアドレス、URL、テキスト選択、バーコード、QRコード、NFC、テキスト読み取り、レコード選択、テキスト生成、URL生成、最新テキスト、ID生成、メール送信
タイプ：テキスト、テキスト選択、バーコード
演算子：含む、等しい、等しくない
選択肢：選択肢となるテキストを1行ずつ入力（タイプがテキスト選択の時のみ表示）
※タイプがバーコードのオプション（種類、カメラ、モード）はシーンでのプロパティと同じです。Platio Studioガイドの「レコードリスト（一覧・地図・グラフ・バーコード）」を参照してください。
下図は演算子、選択肢が表示される例です。
数値系フィールド
対象フィールド
数値、通貨、数値選択、スライダー、数値読み取り、数値計算、通貨計算、集計
タイプ：数値、数値選択、数値範囲、数値範囲選択
演算子：より大きい、以上、等しい、以下、より小さい、等しくない（タイプが数値、数値選択の時のみ）
選択肢：選択肢となる数値を入力（タイプが数値選択、数値範囲選択の時のみ）
下図は演算子、選択肢が表示される例です。
日時系フィールド
対象フィールド
日時、日時計算、最新日時
タイプ：日時、日時範囲
演算子：より大きい、以上、等しい、以下、より小さい、等しくない（タイプが日時の時のみ）
入力時の日時を自動で設定する：（タイプが日時の時のみ）
下図は演算子、選択肢が表示される例です。
日付系フィールド
対象フィールド
日付、日付計算、最新日付
タイプ：日付、日付範囲
演算子：より大きい、以上、等しい、以下、より小さい、等しくない（タイプが日付の時のみ）
入力時の日付を自動で設定する：（タイプが日付の時のみ）
下図は演算子、選択肢が表示される例です。
時間系フィールド
対象フィールド
時間、時間計算
タイプ：時間、時間範囲
演算子：より大きい、以上、等しい、以下、より小さい、等しくない（タイプが時間の時のみ）
入力時の時間を自動で設定する：（タイプが時間の時のみ）
下図は演算子、選択肢が表示される例です。
スイッチ系フィールド
対象フィールド
スイッチ、スイッチ計算
タイプ：真偽値
演算子：等しい、等しくない
下図は演算子、選択肢が表示される例です。
ユーザーフィールド
対象フィールド
ユーザー
タイプ：テキスト、テキスト選択、ユーザー
演算子：含む、等しい、等しくない
選択肢：選択肢となるテキストを1行ずつ入力（タイプがテキスト選択の時のみ表示）
入力時のユーザーを自動で設定する：（タイプがユーザーの時のみ表示）
下図は演算子、選択肢が表示される例です。
パラメーターの編集/削除/並べ替え
追加したパラメーターは編集、削除、並び替えができます。
検索条件でパラメーターを記述した場合、Platioアプリで検索アイコンをクリックしたときは、このパラメーターのリストの並び順で表示されます。（検索条件に記述した順ではありません。）
エクスポート/インポート
定義済み検索条件はエクスポートして別のミニアプリや別のデータポケットにインポートして再利用することができます。
「検索条件をエクスポート」をクリックすると、[データポケット名]_[シーン名].sceneQueriesというファイル名でダウンロードされます。別のデータポケットでインポートして利用することができます。
「検索条件をインポート」をクリックすると、ファイル選択ダイアログが表示されます。別のデータポケットからエクスポートしたファイルを選択してインポートします。
※存在しないフィールド名、または検索可能でないフィールド名を使用しているとデータポケットを保存できません。インポートした後はフィールド名を確認してください。また、別のデータポケットでも名前が同じ検索条件はインポートできません。